「AIに過去問を解かせてみたけど、答えがめちゃくちゃで使い物にならなかった」
「結局、高い参考書を買い込んで自力で解くしかないのか……」
そう絶望している理系学生の皆さん、ちょっと待ってください。
私が関大から東京科学大(旧東工大)の機械系B日程に合格できたのは、AIを「答えを出す機械」ではなく、「24時間いつでも議論できる最強の家庭教師」として使いこなしたからです。
正直に言います。今の院試において、AIを使わずに過去問と格闘するのは、竹槍で戦車に挑むようなものです。特に外部受験生は圧倒的に「解説の情報」が足りません。
この記事では、私が実際に合格を掴み取った「AIへの具体的な指示出し(プロンプト)」や、「AIの嘘を見抜いて正解に導く対話術」、そして「過去問演習を10倍効率化させた勉強環境」をすべて公開します。
読み終える頃には、あなたの勉強法が劇的に変わっているはずです。
なぜChatGPTではなく「Gemini」なのか?
「AIならどれでも同じ」と思っているなら、その認識は今日で捨ててください。特に複雑な数式や物理現象を扱う理系院試において、ツールの選択ミスは致命的な時間のロスに繋がります。
私は主要なAIをいくつか試しましたが、最終的にGeminiをメインの相棒に選びました。理由はシンプルで、「理系科目の正答率と読解力が、圧倒的に高いと感じたから」です。
理由①:複雑な数式のOCR(文字認識)精度
院試の過去問には、積分記号、ギリシャ文字、複雑な添え字が並びます。ChatGPTでは文字化けしたり、全く別の記号として認識されたりすることが多々ありましたが、Geminiはこれらの「理系特有の記号」を非常に正確に読み取ってくれました。
理由②:Google検索との連携による「最新・正確」な知識
GeminiはGoogleの検索エンジンと密接に連携しています。物理定数や最新の公式の定義など、情報の正確性が求められる場面での安心感はGeminiが頭一つ抜けていました。
理由③:粘り強い「解説力」
ChatGPTは時として回答を簡略化しすぎる傾向がありますが、Geminiは計算過程を一つずつ丁寧に追ってくれる印象があります。特に機械系のB日程のような、計算量が膨大な問題において、この「丁寧さ」が独学者の命綱になります。
もちろん、Geminiも完璧ではありません。しかし、「理系院生が対話しながら問題を解く」という用途において、これ以上のツールは今のところ存在しないと断言できます。
正答率100%に近づける「4ステップ・ルーチン」
AIを魔法の杖だと思ってはいけません。使い方を間違えれば、平気で嘘をつきます。私が実践していた、AIの誤回答を防ぎ、正解率を極限まで高めるための「黄金の4ステップ」を紹介します。
Step 1:問題のスクショを送信

過去問のPDFから、解きたい問題をピンポイントでスクリーンショットしてGeminiに送ります。ここで余計な文章を入れすぎないのがコツです。
Step 2:OCR(文字認識)の徹底確認
画像を送信した直後、まずGeminiにこう言わせてください。
「今送った画像の中の数式を、すべてテキストで書き出してください」
ここでAIが式を誤認していたら、その後の計算はすべてゴミになります。まず認識が正しいかを確認する。これが鉄則です。
Step 3:手入力による補正
穴埋め問題や、極めて複雑な図形が絡む問題は、AIが最も苦手とする分野です。画像だけで認識が甘い場合は、横着せずに自分で数式を打ち込んで修正します。
この「AIへの正しいインプット」の手間を惜しむ人は、いつまで経っても正解に辿り着けません。
Step 4:思考プロセスの出力要求
認識が合っていることを確認したら、ようやく解かせます。
「答えだけでなく、途中の計算式をステップバイステップで、一行ずつ解説しながら出力してください」
これを行うことで、万が一AIが計算ミスをした際も、どの行で間違えたのかを即座に特定できるようになります。
AIを「家庭教師」にするための対話術
ここが最も重要です。AIが出した答えを丸写しにするのは、ただの作業です。勉強ではありません。私はAIを「答えをくれる機械」ではなく、「議論できる家庭教師」として扱いました。
「間違っている場所」を具体的に指定する
AIが計算を間違えたとき、「違うよ」とだけ言うのは二流です。
- 「3行目の積分の展開で、定数が抜けていませんか?」
- 「この公式を使うのではなく、エネルギー保存則で解くべきではないですか?」
このように、こちらから疑問を投げかけ、場所を指定してツッコミを入れなさい。AIに謝らせ、修正させるプロセスこそが、あなたの理解を最も深める**「最高の復習」**になります。
納得いくまで「なぜ」を繰り返す
「この公式をなぜここで使うのか?」「別の解法はないのか?」と、しつこいほどに問いかけなさい。AIは嫌な顔一つせず、24時間365日、あなたの納得がいくまで付き合ってくれます。
【保存版】Geminiを最強の家庭教師に変える「魔法のプロンプト」
院試勉強を爆速化させるために、私が実際に使っていたプロンプトをまとめました。コピーして、そのままGeminiに投げ込んでください。
1. 誤認を防ぐ!「文字起こし確認」プロンプト
画像を送信した直後に必ず投げる、最初の挨拶代わりの一文です。
添付した画像内の数式と問題を、すべて正確にテキストで書き出してください。添え字やギリシャ文字に間違いがないか、まずは確認させてください。
2. 理解を深める!「ステップバイステップ解説」プロンプト
答えだけ見て満足しないための、思考プロセスを盗む一文です。
この問題を解いてください。ただし、答えだけでなく、1行ずつどのような公式や物理法則を使って変形したのか、その理由を含めてステップバイステップで詳しく解説してください
3. AIを問い詰める!「矛盾・ミス指摘」プロンプト
計算が怪しいな、と思った時にAIに「再考」させる一文です。
〇行目の計算結果が、自分の手計算と合いません。ここは〇〇という公式を適用すべきではないでしょうか?もう一度、その行から見直して再計算してください。
4. 別の視点を得る!「多角化」プロンプト
一つの解法で詰まった時に、逃げ道を作る一文です。
この問題、エネルギー保存則以外の視点(例えば運動量保存則や力のつり合い)から解くことは可能ですか?また、どちらの解法の方が計算ミスが少なそうか教えてください。
私の勉強環境:「紙を捨てた」ことで得た圧倒的な効率

正直に告白すると、私は受験勉強の途中まで紙の過去問とノートで勉強していました。しかし、ある日限界を感じたんです。
- 過去問のファイルが膨大すぎて、探すだけで時間がかかる
- 図書館に行かないと重い参考書が使えない
- AIに質問したいのに、いちいち紙をスマホで撮影→送信が面倒
そこで思い切ってiPad中心の勉強スタイルに切り替えました。これが、合格への決定打になったと確信しています。
iPadを導入して変わったこと

① 過去問がすべて手のひらに収まる
メルカリで購入したPDF版の過去問を、GoodNotes 6というアプリで一元管理。10年分の過去問も、カフェでも電車でも、いつでもどこでも開けるようになりました。
② AIとの対話がシームレス
Split View(画面分割機能)を使って、左にGoodNotesで過去問、右にGeminiのブラウザを表示。スクショ→送信→議論のサイクルが、紙の時の1/3の時間で回せるようになりました。
③ 手書きメモが「検索可能」に
GoodNotesは手書き文字も検索できるので、「あの公式、どこに書いたっけ?」が一瞬で解決。復習効率が劇的に上がりました。
財布事情に合わせた「院試攻略セット」3選
「iPad Airは高すぎて手が出ない……」という人のために、私が実際に比較検討してわかった、コスパ最強の組み合わせを提案します。
【梅プラン】とにかく安く!中古・型落ちセット
予算:約4〜5万円
- iPad: 第8世代の中古がギリギリのライン。でも、あと5,000円〜1万円足して第9世代を探してください。
なぜなら、第9世代からはストレージの最低容量が32GBから64GBに倍増し、処理速度も院試勉強に耐えうるレベルに進化しているからです。
メルカリやAmazon整備済製品で、掘り出し物の『第9世代』を見つけるのが、今一番賢い買い方です。 - サードパーティ製ペンシル: Apple純正にこだわらなければ、3,000円程度で「書くだけ」なら十分なペンが買えます。
こんな人におすすめ:
「AI学習とPDF管理ができればOK」と割り切れる人、初期投資を最小限に抑えたい人向け。
【竹プラン】コスパ最強!無印iPadセット 一番おすすめ
予算:約7〜8万円
- iPad(第10世代)の新品: Airほどのパワーはありませんが、院試勉強(GoodNotesとGemini)には十分すぎるスペックです。
- Apple Pencil(USB-C): 1万円強で手に入る純正ペン。
こんな人におすすめ:
「新品がいいけど、Airは高すぎる」という大半の大学生向け。実はこのプランが一番バランスが良く、私が今から買うならこれを選びます。
【松プラン】本気で形から入る!Airセット
予算:約12万円〜
- iPad Air(M2)+ Apple Pencil Pro
こんな人におすすめ:
「院進後も研究でバリバリ使い倒す」「将来への投資」と割り切れる、本気勢向け。私が使っていたのがこのセットです。
失敗しない!理系院試のための「容量(GB)」選び
iPadを買うときに誰もが迷うのがストレージ容量。結論から言うと、**「128GB以上」**を強くおすすめします。
なぜ「64GB」では足りないのか?
最近のiPad(無印の型落ちなど)には64GBモデルがありますが、院試勉強で使い倒すなら正直ギリギリです。
- システムで数GB消費: 最初にOSだけでかなりの容量が持っていかれます。
- GoodNotesの肥大化: 過去問をスクショして貼り付けたり、手書きノートが増えたりすると、データ量は意外と膨らみます。
- PDFの蓄積: 4年分の過去問、解答集、参考書PDF……数年分溜め込むと、64GBだと常に残量を気にするストレスが生まれます。
「128GB」が理系学生の正解
128GBあれば、院試勉強はもちろん、合格後の大学院生活(論文の読み込みや学会資料の整理)まで余裕を持って使えます。動画編集などの重い作業をしない限り、256GB以上は必要ありません。
「勉強中に『容量がいっぱいです』という通知で集中力を削がれたくない」。そう思うなら、128GBを選んでおくのが最も賢い投資です。
Apple Pencilは純正一択
「互換ペンで安く済ませよう」と考える人もいるかもしれませんが、私は純正のApple Pencilを強く推奨します。理由は、書き心地の追従性です。
数式を手書きする際、ペンの反応が遅れたり、線がブレたりすると、AIに正しく認識させるのが難しくなります。純正なら、紙に書くのと変わらない感覚でスラスラ書けます。
それと、地味だけどめちゃくちゃ便利だったのが「ダブルタップでペン⇔消しゴム切り替え」機能。過去問演習って、書いては消し、また書いての繰り返しなので、いちいち画面上のアイコンをタップしなくていいのが想像以上に快適でした。
過去問はメルカリで探せ
これが最大の裏技です。紙の過去問集を定価で買う必要はありません。
メルカリで「東工大 院試 過去問 」と検索すると、合格者が自分の使った過去問データや解答集を出品していることがあります。価格も安く、届いた瞬間からiPadで使えるのが最大のメリットです。
紙をスキャンする手間も、PDFに変換する時間も不要。購入→ダウンロード→GoodNotesに取り込み、で即勉強開始できます。
まとめ:合格への投資は、「今」が最高のタイミング
最後まで読んでいただきありがとうございます。
関大から東京科学大(旧東工大)への外部受験。正直に言って、周囲に同じ志の仲間が少ない中での戦いは孤独で、情報不足との戦いでもあります。
でも、今の時代にはAIという最強の武器があります。そして、その武器を120%使いこなすための環境を整えることができます。
私が合格を掴めたのは、人より頭が良かったからではありません。「どうすれば効率よく、賢く勉強できるか」にこだわり、必要な環境への投資を惜しまなかったからです。
iPadとApple Pencil、そしてメルカリで手に入れたPDF過去問。この3つが揃った瞬間、私の勉強効率は文字通り桁違いになりました。
「合格してから買おう」では遅すぎます。院試勉強の今こそ、これらのツールは最大の威力を発揮します。
数万円の投資を渋って、不合格になって一生後悔するのか。
それとも、今ここで最高の環境を整えて、憧れのキャンパスへの切符を勝ち取るのか。
答えは、もう決まっているはずです。

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