【公式問題集なし】英語嫌いの理系が「中古本」と「3ヶ月」でTOEIC 585点を取ったリアルな全記録

大学院外部受験

「TOEICの対策を始めるなら、まずは公式問題集を買え」

……ネットの攻略記事を見れば、100回は目にする”常識”です。

でも、当時の私はこう思っていました。
まだ実力もないのに、いきなり試験形式を解いてもいいのか?

結果、私は公式問題集を1冊も買わず、ブックオフでかき集めた中古の参考書だけで試験に挑みました。

2024年12月の初回受験、結果は585点(L:340 / R:245)

目標の600点に、わずか15点届きませんでした。

勉強期間は9月から12月までの3ヶ月間、1日2時間。
単語帳と参考書をたった2周しただけで本番に臨んだ私の心境は、「なんとかなるだろう」という甘いものでした。

しかし、スコアシートが届いたとき、私は自分の「覚悟のなさ」を突きつけられました。
あと一歩のところで600点を逃した悔しさ。そして、認定証にびっしりと書かれた
「Abilities Measured(項目別正答率)」の冷徹なアドバイス。

「もっと本気でやっていれば、初回で700点は行けたはずだ」

この記事では、私が公式問題集を捨ててまでこだわった低コスト勉強法の全貌と、「早めに1回受けておくべき」と言い切る本当の理由、そして大学生なら絶対に使うべき「割引(公開テストテスト)」の賢い活用術を公開します。

失敗も後悔も、すべてさらけ出します。
これから院試に向けて英語を始めるあなたの、最短ルートの反面教師にしてください。

戦略――「公式問題集」をあえて捨てた3つの理由

多くのサイトが「まずは公式問題集を買え」と勧める中で、私がそれを無視したのには、金銭面だけでない理由があります。

1. 「3,300円」の投資対効果が低いと判断した

TOEIC公式問題集は、本番形式のテストが2回分入って3,300円です。

しかし、基礎(単語・文法)がゼロの状態では、解いても「何がわからないかが、わからない」という状態に陥るだけです。

当時の私にとって、3,300円を払って「解けない絶望」を買うのは、投資ではなく浪費だと考えました。

2. 「本番の受験料」のほうが安かった(関大の事例)

私が公式問題集への出費を削った最大の理由は、「問題集を買うより、本番を受けるほうが安い」**というバグのような制度を知っていたからです。

  • 驚異の割引制度: 私の通う関西大学では、校友会や大学からの補助により、通常7,810円の公開テストが実質1,254円で受けられるキャンペーンがありました。
  • 対象者の広さ: 学部2・3年次生や、大学院1年次生などが対象となっており、多くの学生がこの恩恵を受けられます。

結論: 3,300円の問題集を家で解くより、1,254円で本番の緊張感を味わうほうが圧倒的にコスパが良いと判断しました。

3. 「公式認定証」を無料の分析ツールとして使う

TOEICは、受験後に届く**「公式認定証(スコアシート)」の情報量が非常に豊富**です。

  • リスニングの分析: 短い会話の主旨や目的の推測ができているか、詳細が理解できているかなどが具体的に評価されます。
  • リーディングの分析: 語彙や文法の理解度、情報の関連付け能力などが可視化されます。

「高い問題集を自分で採点するより、1,254円払って『ETS(公式)』に自分の弱点を精密採点してもらうほうが効率的だ」と考えたのです。

実践――参考書「2周」の一点突破法

公式問題集を捨てた私が、ブックオフで揃えた関正生先生の『世界一わかりやすい』シリーズ定番金のフレーズ
これらを3ヶ月(1日2時間)でどう回し、585点まで持っていったのかを解説します。

単語:『金のフレーズ』を隙間時間で回し続ける

参考書に入る前に、まずは「語彙力」という最低限の武器を揃えました。

  • 使用した本: 『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』
  • やり方: 1日2時間の勉強時間のうち、30分〜1時間は単語に充てました。
  • ポイント: 理系なら、単語も「なんとなく」ではなく、この一冊を信じて機械的に回すのが一番効率的です。Amazonで新品を買って、今すぐ1ページ目を開くべきです。

【紹介する本】

  • レビュー内容: 「説明不要の神単語帳。585点の段階でも、これ一冊を信じて回し続けました。」

文法(Part 5 & 6)を「理解」で固める

理系なら「丸暗記しろ」と言われるのが一番苦痛なはずです。私もそうでした。

  • やり方: 『世界一わかりやすいTOEIC L&Rテストの英文法』を、まずは小説を読んでいるような感覚で1周しました。
  • ポイント: 「なぜこの語順になるのか」「なぜこの時制なのか」という理屈を理解することに全振りします。
  • 結果: リーディングの項目別正答率(Abilities Measured)において、文法の項目で「60%」を記録。難しい語彙が混ざっていても、文法的に正しい選択肢を選べる基礎ができました。

【紹介する本】

* レビュー内容: 「丸暗記が嫌いな理系こそ、この一冊から始めてほしい。なぜこの語順になるのかという『理屈』が書かれているので、物理の公式を理解するようにスッと頭に入ります。これ一冊を2周しただけで、本番の文法項目で平均以上の正答率を出せました

Part 2は「戦略的放置」

リスニングの中でもPart 2(応答問題)は、対策しても伸びにくい「瞬発力」の世界です。

  • 判断: 短期間で500点台を目指すなら、Part 2に時間を溶かすのは非効率だと考えました。
  • 対策: 代わりにPart 1やPart 3の「頻出パターン」だけを参考書で叩き込みました。
  • 結果: 短い会話での主旨や目的の推測ができるようになり、リスニングだけで340点を確保できました。

【紹介する本】

* レビュー内容: 「Part 2などの瞬発力が必要な部分は後回しにして、まずはこの本でリスニングの『パターン』を叩き込みました。短い会話の主旨や目的を推測する力がつき、初回で340点を確保する原動力になりました 。」

「2周」のスケジュール感

私が3ヶ月で実践したルーティンは以下の通りです。

  • 1周目(1〜2ヶ月目): 読み物として楽しむ。「へぇ〜、英語ってこうなってたんだ」と納得しながら進めます。例題は解かなくても構いません。
  • 2周目(3ヶ月目): 掲載されている例題だけを自力で解きます。間違えたところだけ解説を読み直し、思考のズレを修正します。

この「2周」を終えたところで試験当日を迎えました。

正直、あと2周して完璧にしていれば、初回で700点は十分狙える内容だったと確信しています。

初回受験で得た「最大の武器」と唯一の後悔

3ヶ月の独学を経て挑んだ2024年12月の初戦。
結果は585点(L:340 / R:245)でした。

目標の600点には届きませんでしたが、この初回受験こそが、その後の795点突破に向けた最大のターニングポイントとなりました。

スコアシートは「自分専用の攻略本」

TOEICの結果と一緒に届く「公式認定証」には、スコア以上に価値のある情報が詰まっています。

  • 具体的なアドバイス: 「短い会話の主旨が推測できる」「文法が理解できる」といったあなたの長所が、スコアに応じて言語化されます。
  • 弱点の可視化: 私の場合、リスニングは平均的でしたが、リーディングの語彙や詳細の把握に課題があることが明確になりました。

これを見て初めて「今の勉強法で足りない部分」に危機感を感じ、本腰を入れることができました。

迷っているなら、準備不足でもいいから早めに一度受けて、このアドバイスを手に入れるべきです。

経済的なメリットを逃さない

受験料が高いと悩んでいるなら、大学の制度を徹底的に調べましょう。私はこの制度を知っていたからこそ、高い問題集を買わずに済みました。

  • 驚異の割引例: 私の通う関西大学では、生協のキャンペーンや校友会、大学からの補助を組み合わせることで、公開テストが実質1,254円で受けられる制度がありました。
  • 自分の大学をチェック: 学部2・3年生や大学院1年生など、対象者は限定されることが多いですが、5,000円近い補助が出るケースは珍しくありません。

受験料を浮かせて、その分を参考書代に回すのが賢い理系の戦略です。

唯一の後悔:覚悟のなさ

今振り返れば、「もっと参考書をやり込んで、せめて4周していれば、初回で700点は行けた」という確信があります。

1日2時間の勉強を3ヶ月続けましたが、参考書を2周しただけで「なんとかなるだろう」と甘く見ていました。

院試を控えた皆さんには、私のような中途半端な点数で足踏みしてほしくありません。

まとめ:585点は「スタートライン」に過ぎない

公式問題集をケチり、中古本だけで戦った私の585点。
それは決してスマートな結果ではありませんでしたが、「文法・単語」だけは確実に固まった証でもありました。

もし、あなたが今「500点台で停滞している」「何から始めればいいかわからない」と悩んでいるなら、まずは中古の関先生シリーズを1冊手に取り、自分の大学の割引制度を使って本番に申し込んでください。

そして、この「585点という基礎」ができた後、私は一切の参考書を捨て、YouTube学習のみで「795点」まで爆伸びさせることになります。

その具体的な「YouTube活用術」と「スコアブースト戦略」の全貌は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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